madajimaとの会話

たまたまここを訪れてくれた方を一笑い吹かせるために、赤の他人との「どうでもいい会話」や自分の「どうでもいい思考」を載せています。

スタバに現れた謎のおぼっちゃま その3

その1

その2

あらすじ↓

いつものスターバックスでブログを書いていた日曜日の朝、金正恩似のおぼっちゃまに「Wifi繋げたいんだけど」と言われたmadajima。

ところが、店のWifiには中々繋がらない。

皆藤愛子似のかわいい店員さんとも、繋がらなそうだ。

そこで、仕方がなく、テザリングで、自分のスマホの4Gを繋げてあげることにした。

 

 

「俺の4Gを繋げてあげるよ」と僕はおぼっちゃまに言った。

「んー」と言うおぼっちゃまは、その意味がわからないようである。

僕は、自分のスマホホットスポット設定をOnにし、おぼっちゃまのiPhoneで「Madajima Android」を選択し、パスワードを入力した。

「これでインターネットが使えるようになるから」と僕はおぼっちゃまを安心させるように言う。

「おっけー」

 

「ちなみに」と僕は聞く。「インターネットに繋げて、何すんの? 動画とか見たりしないよね?」

僕のデータ容量は月に3GBで、動画をちょっと見られただけでもダメージは大きくなる。

「ああ、大丈夫大丈夫。Facebookに写真をアップロードするだけだから」

「あ、そう」

ホッとした。

それなら、100MBすら届かないだろう。

自由に使ってくれ。

だから、日本にロケットを落とさないでくれ。 

 

Facebook、開けた?」

僕がパスワードを入力してから少し経ったので、確認してみた。

「あ、うん、繋がった。ありがとー」

彼は、僕の目を見ずに、感謝した。

もはや、おぼっちゃまの焦点はFacebookにしか行っていない。

 

「ありがとー」だけかよ。

何分かかったかはわからないが、中々の時間をかけてインターネットを接続してあげて、適当な「ありがとー」だけかよ。

丁寧な態度だった皆藤愛子似の店員さんとは大違いだな、と思わざるを得ないが、国連の職員とはそんなものか、金正恩はそんなものか、と納得することにした。

 

何はともあれ、ようやくおぼっちゃまが静かになり、僕もブログに戻ることができる。

どこまで書いていたっけな、と思い出しながら、キーボードを打ち始めた。

 

が、それも束の間、右腕をツンツンと小突かれた。

「ねえ、この駅、なんて名前?」とiPhone上の写真を見せてきた。「Facebookでタグをつけないとだから」

まじかー。

まだ、ブログ書けないのかー。

 

が、スタバ店員の素晴らしい対応に触発された僕は、そんなそぶりを一切見せず、「どれどれ〜?」とおもてなしをしてあげた。

写真を見てすぐにわかったので、「浅草だよ。Asakusa」と答える。

「え? A-Sa-Ru・・・」

「ちがうちがう、A-Sa-Ku-Sa」

すると、おぼっちゃまのiPhoneを差し出された。

文字を打て、ということだろう。

あと何回、このiPhoneを操作することになるのか、と想像した。

 

Asakusaと打ってあげると、おぼっちゃまのようなニンマリとした笑顔をした。

その笑顔、もはや、金正恩にしか見えない。

 

僕は、再び自分のテーブルに戻り、ブログを書き始めようとした。

が、次に起こることは容易に想像できた。

 

ツンツン、と右腕を小突かれた。

「ねえねえ、これは? なんて場所?」と聞いてくる。

もはや、自分も右腕を小突かれるのを待っていたかのような気がして、笑ってしまう。

この状況を楽しみ始めている自分がいた。

 

外国人観光客に、色々日本のことを教えてあげる。

このために、自分も英語を必死に勉強したんだよな。

そうだよな。

「英語を話せるようになりたい」「外国人観光客と色々話をしてみたい!」という人からしたら、自分はなんて恵まれた状況にいるんだろう。

ま、自分も以前はそうだったしね。

英語喋れなくて、ツラかったしね。

こうやって話せているだけでも、幸せですよ。

 

「それは、雷門だよ。Kaminarimon」

「それは、浅草寺かな。Sensoji」

 

それに合わせて、おぼっちゃまは必死にタイプし、「合ってる?」と聞いてくる。

「合ってる合ってる」と僕もニンマリしてしまう。

 

かわいいなあ、このおぼっちゃま。

その、太い指で小さなiPhoneをいじる姿。

かわい〜。

愛らし〜。

英語ができると、こういう人とも仲良くなれるんだね。

スバらし〜。

 

おぼっちゃまも、楽しそうだった。

北朝鮮国民が必死にパレードしているのを見ている金正恩みたいだ。

いやあ、そんな風に喜んでくれるなら、いくらでもインターネット使っていいよ。

 

もはや、右腕をツンツンしてもらいたくて、ウズウズしている。

早く! 次の写真見せて! 一体、他にどんな写真撮ったの??

 

ツンツン。

きたー!

おぼっちゃまから、ツンツンいただきましたー!

 

すると、見せられたのは、おぼっちゃまが自転車に乗っている写真だった。

間違えて撮ったであろう、ただ自転車に跨ってカメラ目線を向けている、10秒ほどの動画もある。

「これ、どう思う?」

「え?」

 

ただのママチャリ。

ただの金正恩

こ、これは・・・。

これは、ボケろということなのか?

大喜利みたいなものなのか?

ママチャリに金正恩が乗っている写真見せてきて「これどう思う?」って、ボケる以外にあるのか?

いや、ここでスベったら一体どうなるんだ?

ここで気に障るようなことを言ったら、どうなるんだ?

 

でも、ボケたくね?

日本人として、madajimaとして、ボケたくね?

 

続きます。