madajimaとの会話

たまたまここを訪れてくれた方を一笑い吹かせるために、赤の他人との「どうでもいい会話」や自分の「どうでもいい思考」を載せています。

国内海外組、madajima その7

その1はこちら

あらすじは↓

ついに、ヘッドハンターズカップの決勝戦まで進んだマダレンジャー。

決勝の相手はテクニシャン軍団。

果たして優勝することはできるのか?

  

さて、決勝はテクニシャン軍団。

フィジカルでゴリゴリ来るのではなく、しっかりとボールを繋いで来る相手だ。

 

何でここまで知っているか、というと、このチームとは仲が良く、合同練習みたいなことも数回してきたからだ。

だから、そこまで怖さは無い。

ケイン・コスギを前にした時のような恐怖は無い。

スカウティングって大事だな、と思ってしまう。

 

勝戦の前、ミーティングがあった。

試合以外で全員が集まったのは、これが最初で最後なのでは? と笑ってしまう。

「よし、決勝戦は10分だZe」とグリーン。

「5分5分のハーフなの?」と僕が聞く。

「・・・」わからないのか、グリーンは黙る。

「多分そうだよ」とホワイトが言った。

「まあ、まず、最初の5分しっかり頑張って、あとは何とかなるだろう」とホワイトが続けた。

ホワイト、流石の安定感である。

 

そして、「あ、俺」とレッドが声を出した。

若干、声は不安そうだった。

「俺、さっき出たから、ベンチスタートで」

 

はあああ?

さっき出たから、って、ずっと出てるじゃん。

こいつ、何を、いきなり弱気になっているの?

お前、ヒーロー戦隊の中心だろ?

 

「じゃあ、俺が出るわ」

僕がそう言って手を挙げた。

ヒーロー戦隊脇役の、madajimaである。

 

まあ、決勝戦は、ある程度固く試合に入る必要がある。

弱気なレッドに攻めてもらうより、僕とホワイトでしっかりと守り、攻撃チャンスを伺った方が良いだろう。

 

「ピーッ!」と笛の音がした。

勝戦の前にある、3位決定戦の試合が終わったようだった。

いよいよ、試合の時間である。

ホワイトが「ビッグプレーは狙わず、いつも通りやれば大丈夫だよ」とみんなに声をかけた。

グリーンがそれに合わせ、「よっしゃー! 勝って行こうZe!」とバシバシ手を叩く。

最年長のホワイトがチームのリーダー、キャプテンのグリーンが盛り上げ役なのだな、と改めて思った。

 

僕たちは、同僚たちに見送られながら、ピッチに入った。

-----

 

さーて、ついに決勝ですね、松木さん。

 

そうだね。

グループステージの戦いを見る限り、順当な組み合わせになりましたね。

2チームとも、技術力があるので、見応えのある戦いが見られそうですよ。

 

ありがとうございます。

注目選手は、誰になるでしょうか?

 

まず、テクニシャン軍団の方は、金髪で10番の左利きの選手ですね。

イングランド人の彼は、小柄ですが非常にキープ力があって、チームの中心と言っていいでしょう。

あとは、前線に構える日本人フォワードですね。

彼は技術と強引さを兼ね備えていて、脅威となることは間違いありません。

 

ありがとうございます。

それでは、マダレンジャーの方はどうでしょう?

 

注目は、もちろん、レッドでしょうね。

あのスピードとシュートは、まさに圧巻の・・・、あれ?

 

松木さん、どうしましたか?

 

レッド、スタメンじゃないの?

 

あ、確かに、ピッチの中にいませんね。

代わりにいるのは・・・madajimaでしょうか?

 

えっ?

うーん、どういう意図なのかなあ。

レッドがいないマダレンジャーなんて、ネタの無い寿司みたいなものじゃないのか・・・?

 

何か、トラブルでもあったのでしょうか。

ただ、代わりに入ったmadajimaにも期待しましょう!

 

そうだねえ〜。

 

さて、テクニシャン軍団のキックオフで試合開始です。

早速、イエローとブルーが前線からボールを追いかけていきます。

おっと、注目の金髪の10番から、日本人ストライカーにボールが入りました。

ここには、しっかりとホワイトが付いています。

うまくホワイトがサイドに誘い込んで、防ぎました。

 

お手本のような守備でしたね、ホワイト。

チームに安定感をもたらしていますよ。

まさに、寿司でいうとシャリみたいな存在じゃないかな?

 

ありがとうございます。

確かに、試合は、テクニシャン軍団の攻勢で進んでいますが、ホワイトの守備もあって、マダレンジャーが危なげなく防いでいます。

 

ただ、攻撃が心配だねえ。

イエローやブルーだけでは、日本人ストライカーのようにボールを収めて、攻撃に行けませんよ。

これじゃ、マダレンジャーが失点するのも時間の問題じゃないかな?

 

あーっと、再び、イエローがボールを奪われてショートカウンターを食らいます!

日本人ストライカーがサイドに開いてホワイトのマークをはがし、パスを受け取ります。

そしてシュート!

ポストだー!

シュートはポストを叩き、ボールはサイドラインから出ます!

マダレンジャー、事なきを得ました!

 

お、どんどん近づいているねえ。

ボールが、どんどんゴールに近づいていますよ。

 

サイドからのキックイン、ホワイトがボールを置きます。

ここで、madajimaが逆サイドをオーバーラップ!

前がかりになっているテクニシャン軍団ディフェンスの裏をつきます!

そこに、ホワイトは浮き球を蹴りました!

madajima、走る! 走る!

だが、届きません! ゴールラインを割ります!

 

madajimaは、相変わらず、あまり足が速くないねえ。

マダレンジャーは早くレッドを投入したいんじゃないかな?

 

松木さんの声が届いたのでしょうか。

レッドがピッチに入るようです。

替わるのは、あまり攻撃に貢献できなかったイエローです。

 

確かに、ボールを収められなかったけど、守備は頑張っていたと思いますよ。

 

さあ、テクニシャン軍団のゴールキーパーが、金髪の10番にボールを投げました。

金髪の10番から、再び日本人ストライカーへとパスが渡ります。

日本人ストライカー、強引にシュート!

しかし、これはグリーンが難なくキャッチ。

 

うーん。マダレンジャーは、再び押し込まれちゃういそうだね。

 

グリーンは、近くにいるmadajimaにボールを転がしました。

madajimaは、前線に張っているレッドを目がけてロングボールを蹴ります。

レッドはこれを胸でコントロールし、シュート!

シュートは相手ディフェンダーの足に当たり、コーナーキックになります!

 

良いよお、レッド。

ピッチの真ん中でボールをもらおうとしていたイエローとは違って、レッドは前線で張っているから、相手の脅威になっているよ。

 

コーナーキックをブルーが蹴ります。

レッドを目がけてパスを送りましたが、ゴールキーパーに難なくキャッチされてしまいました。

さあ、これはテクニシャン軍団、カウンターに行きたいところ!

ゴールキーパーは、金髪の10番にボールを転がしました!

だが、あーっと!

madajimaだ! madajimaがインターセプトしました!

madajimaの猛ダッシュに、ゴールキーパーと金髪の10番は全く気付かず、ボールを奪われます!

madajimaはその勢いのまま、右サイドを駆け上がります。

 

madajimaはグラウンダーのクロスボール!

レッドだあああ!

レッドがシュート!

ゴールです!

レッドがボールをゴールに突き刺しました!

madajimaのクロスを、どフリーのレッドが合わせました!

マダレンジャー、1-0でリード!

喜びのレッドは、大股でスキップしています!

 

おおお!

ほら、レッドだ。レッドだ。

言ったでしょう、彼がキーだと。

 

続きます。