madajimaとの会話

たまたまここを訪れてくれた方を一笑い吹かせるために、赤の他人との「どうでもいい会話」や自分の「どうでもいい思考」を載せています。

国内海外組、madajima その5

その1はこちら

あらすじは↓

なんとかグループステージ2連勝を飾ったマダレンジャー。

次はいよいよ、サイボーグのいないサイボーグ軍団である。

だが、観戦している同僚はかなり酔っ払っており・・・?

 

 

2戦連勝の僕たちは、観戦していた同僚たちに暖かく、熱く迎えられた。

互いに握手をしたり、ハグをしたりしている。

「あのケイン・コスギ、半端ねえなあー」と声をかけられたりした。

「ヘディング惜しかったですね」と言われたりもした。

「え? 試合出てた?」とも言われた。

 

が、寒さの中、ふくらはぎがすでにつりそうだったので、ジョグをしたり、水分補給をしたりした。

次の試合まで、2試合分、20分ほど空く。

チームメイトや同僚と話しながら、しっかりと柔軟体操したりした。

 

すると、ピンクが、ビールを片手にやってきた。

「あたし、負けるの、嫌いだから」

「はあ?」

「絶対勝たなきゃダメよ。負けた時の感じ、ほんと嫌いだから」

「今んとこ、負けてないじゃん」

「次も、次も勝たなきゃだめ。負けたら許さないよ」

 

え、全然違う。

オフィスで「頑張って!」って笑顔で言ってくれた時のピンクと、全然違う。

なに、この強気な感じ。

真剣な顔して、怒っている感じ。

 

「っていうかさ〜」とピンクは苛立たしそうに話を続けた。

「さっきさ、他のチームを応援している人? がやってきてさ、握手求められてさ、しょうがなく応じたら、指でこちょこちょされたんだけど」

「へ? それってつまり・・・」

「こんなところで、女誘ってるんだよ? あり得なくない?」

「まあ・・・」

「絶対、今日優勝しなきゃダメだよ。どこのチームか知らないけど、あいつらよりも下なのは、絶対にあり得ない!」

「・・・そうだね」

 

はんぱねえー。

ピンクさん、お酒飲むと、はんぱねえー。

僕は、必死に笑いをこらえていた。

が、そのおかげで、妙にリラックスした。

良いわ〜、ヘッドハンターズカップ。

楽しいわ〜。

 

さて、試合になった。

僕は再びベンチスタートである。

 

こちらは、2連勝中。

あちらは、サイボーグ無しのサイボーグ軍団。

そういうことで、僕たちは油断していた。

また、油断していたため、この試合どういう結果ならグループステージで1位になり、決勝に行けるのか、チームの誰も知らなかった。

我らがマイペース軍団、「どうせ、勝てばいいんでしょ」と全員が全員思っていた。

まあ、あちらは一度は負けていて、こちらは2連勝なので、引き分けでも決勝に行けるのは、簡単に計算できる。

 

試合が始まっても、選手たちはどこか精彩に欠けていた。

だが、相手は失うものが無いと言わんばかりに、ものすごい気合いを持ってプレッシャーをかけてくる。

なかなか、チャンスが作れない。

レッドは足がバタついていてスピードを活かせていないし、ブルーやイエローもボールが足に着かず、得意のテクニックを見せることができていない。

安定しているのは、ホワイトだけである。

 

そんな中、僕の出番は早めにやってきた。

レッド、ブルー、イエローが、madajima、ブラック、パープルに総入れ替えをした。

 

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さあ、グループステージ最後の試合。

マダレンジャーは、引き分け以上で決勝進出です。

おっと、マダレンジャーは、早速メンバーを替えてきましたねえ。

 

ああ、全然動きが良くなかったからねえ。全然シュートも無いし。

 

そうですか、ありがとうございます。

さて、ここはサイボーグ軍団のキックインからスタート。

だが、相手の蹴ったボールはパープルの足に当たり、ホワイトの足元に溢れ落ちる!

そして、それをホワイトが積極的にシュート!

これはサイボーグ軍団の足に当たって、フワーッと真上に上がりました。

そして、そのボールは、左サイドにフリーでいるmadajimaの所へ落ちていきます!

このサイドにはディフェンダーが1人もいませんが、滞空時間の間にサイボーグ軍団の選手が2人、猛然とダッシュをします!

ライオン2匹に襲われる鹿のごとく、madajimaは怯えている!

そして、ボールが地上に落ちる瞬間、向かってくるディフェンダー2人に背を向けて、キープをしようとします。

ところが、あーっと! madajimaはボールの落ち際でポンとボールを叩き、前へと持ち込んだ!

madajimaがボールを足元に置くと予測したディフェンダー2人は、置き去りにされます!

 

お、うまいねえ。

相手の勢いの裏をかいたねぇ。

 

ゴール前には、ブラックが走り込んでいる!

madajima、左足でグラウンダーのクロスボール!

だが、合わない!

ボールはブラックの後ろに流れてしまった!

サイボーグ軍団のキックインとなります!

 

いやー、この試合最初の良いチャンスでしたね。

madajima、右足に持ち替えて、シュートでも良かったんじゃないかな?

それができる選手でもあるよね。

 

ここで、パープルが前、madajimaがホワイトと並んで後ろに下がりました。

「もう疲れた」とmadajimaがつぶやいています。

さあ、ここから、サイボーグ軍団はどう攻めるのか?

キックインで、前線にボールを運びます・・・が、これは逸れて、ゴールキーパーのグリーンのところにボールが転びます。

 

サイボーグ軍団、前回大会で活躍したサイボーグがいないから、前線で収めるところが無いねえ。

これじゃあ、中々攻められないでしょう。

ただ、守備は良いから、そこからカウンターで一点を取りたいところじゃないでしょうか?

 

グリーンが、madajimaにボールを投げました。

おっと、サイボーグ軍団がどんどん前からプレッシャーに来ます。

madajima、これに慌てて、相手の足にボールを当てて外に出し、自分たちのキックインにするのが精一杯です。

 

良いですねえ、サイボーグ軍団。これを続ければ良いと思いますよ。

 

madajimaが、パープルにボールを預けました。

パープルがボールをキープします。

あっと、そこから、前にボールを持ち出そうとしましたが、相手に取られてしまいました。

ボールを奪ったサイボーグ軍団のディフェンダーは、前線の選手に浮き球のボールを供給します。

これを、madajimaがインターセプトしようとします……が、届かない。

サイボーグ軍団の選手は、左サイドのライン際で、フリーでボールをコントロールします。

そして、そのまま、クロスボールを上げた。

そして、あーーっと! ゴールです!

クロスボールと思われた緩やかなボールはそのままゴールに吸い込まれました!

グリーンは下を向いています!

 

え? どうしたの?

なんなの? これ。

 

一体何が起きたのでしょう。

明らかにパスと思われたボールは、確かにゴールに向かっていきました。

これはグリーンが難なくキャッチすると思われましたが、グリーンはただ見ているだけでした!

マダレンジャー、先制点を許します! 1-0!

 

きっと、これは狙ったんじゃないかなあ?

シュート打てば、何が起こるかわからない、ってことだよ。

さっき、madajimaが左サイドで抜け出してクロスをしたところでも、ゴールに向かうボールだったら、きっと入っていたんじゃないかな?

でも、これで試合も、グループステージの行方も、面白くなって来たねえ。

 

madajimaはここでブルーと交代! ベンチに戻ります!

「もう無理。ごめん」とつぶやいています!

ふくらはぎを必死に伸ばしています!

 

続きます。