madajimaとの会話

たまたまここを訪れてくれた方を一笑い吹かせるために、赤の他人との「どうでもいい会話」や自分の「どうでもいい思考」を載せています。

国内海外組、madajima その3

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あらすじは↓

ほぼ全員が違う国籍のマダレンジャーは、一切協調性が無く、ウォームアップもままならない。

だが、良いニュースは、ライバルと目されたサイボーグ軍団にサイボーグがいなかったこと。

悪いニュースは、ケイン・コスギ率いるケイン・コスギ軍団が強そうなこと。

良いか悪いかわからないニュースは、同期の可愛い女の子、ピンクが応援に来てくれて、ビールをガンガン飲んでいることである。

 

 

なんと、2連覇中のサイボーグ軍団が、初戦でケイン・コスギ軍団に1-0で破れた。

そして、ついに、我らがマダレンジャーの出番である。

 

マイペース軍団と言っていいほどのバラバラさだが、試合直前になってやっと全員集まった。

そこで、ホワイトが僕に話しかけて来た。

「俺とmadajima、どちらかが必ずピッチにいるようにしよう」

「そうだね。しっかりとバランスを取れるのは、僕ら2人くらいだし、7分間だけだから、守備の方がずっと大事だ」

「最初、どっち出る?」

「ホワイト、先に出て」

「オッケー」

 

いやいやいや、ホワイトを先に送り出したのは、ビビってたからではないですよ。

緊張していたから、ベンチスタートしたかった訳じゃないですよ。

ただ、様子を見たかったんですよ。

どんなスピードかなあ、どんなテンポかなあ、って。

そういうのを見た上で入った方がやりやすい、ってことですよ。

 

そして、レッド、ブルー、イエローとホワイトがピッチに入った。

 

グリーンがゴールに入っている。

ピッチの脇には、僕とパープル、ブラックがいる。

 

試合が始まった。

そしてすぐに、相手のレベルがそこまで高くないことがわかった。

普段の練習通りの感じなら、レッドやブルーがポンポン点を取ってくれるだろう。

 

だが、そううまくもいかない。

こいつら、めっちゃ緊張してるわ・・・。

ボールを持っても、全然周りが見えてねえ・・・。

マイペースだったくせに、全然調整できてねえじゃねえか・・・。

 

特にレッドが緊張していた。

チームで一番の顔と身体つきと技術があるのに、実力の半分も出せていない。

 

とはいえ、ピンチになることもなかった。

ベテランのホワイトが淡々と、攻撃をさばいていたおかげだった。

そして徐々に、緊張が解けてきたのか、イエローやレッドが前に抜け出して、チャンスを作るようになってきた。

点を取れそうな気配だけがあり、取られそうな気配はない。

 

そして、ついに、イエローとブルーのコンビネーションで、ブルーがゴール隅にボールを入れた。

うおおおお!

1-0!

チーム全員がホッとする。

ブルーもイエローも、ガッツポーズしたりすることなく、黙々と自陣に戻ってくる。

「ぶるううううううう」と僕は叫んでいた。

「かっこいい!!」もはや観客気分である。

 

だが、すぐに失点し、1-1の同点となった。

失点で相手に火がついたのか、急にめっちゃ攻めてきたところを、抑えきれなかった。

レッド、ブルー、イエローは少し前がかりになっていたのか、守備にもどらなかったせいもある。

ホワイト1人では攻撃を止めきれず、ゴールを決められた。

 

めちゃくちゃ喜んでいる相手チーム。

「俺のせいじゃないぜ」みたいな表情をする、レッド、ブルー、イエロー。

 

ま、まずいな。

引き分けは、まずい。

ケイン・コスギ軍団よりも、サイボーグのいないサイボーグ軍団よりも実力は下であろうこのチーム相手に勝ち点を落とすことは、あってはならない。

 

試合時間7分のうち、半分以上は過ぎただろう。

絶対に勝たなきゃ。

絶対に、勝てる。

俺が出るしかない!

「レッド!俺と代われ!」

 

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さあ、ついにmadajimaがピッチに登場しました。

あまり冴えなかったエース、レッドに代わっての登場です。

ああっと! しかし、madajimaは、ジャージを着たままで、ユニフォームになっていない!

チームメイトに声をかけられ、急いでジャージを脱ぎ、ピッチに戻りました。

非常に、珍しい光景ですね。

緊張しているんでしょうか。

さて、松木さん、彼には一体どんなことを期待しますか?

 

んー、ちょっと彼のことはよくわからないんだけどねえ、ゴールを期待しますよ。ゴール。

まずは、積極的にシュートを打ってほしいね。シュート。

ちょっと、シュートが少ないよねえ〜!

 

そうですか。ありがとうございます。

あ、そして、ブラックもブルーに代わって入りましたね。

松木さん、ブラックはどうでしょう。寒そうに、ユニフォームの下に、長袖のTシャツを着ているようですが。

 

フィリピン人には、日本の冬はちょっときついのかもねえ。あはは。

でもね、足の裏を使って、クイクイっとディフェンダーを抜いていくの、期待したいねえ。クイクイっとお。

 

そうですか、ありがとうございます。

さて、マダレンジャーのキックインです。

ホワイトがボールを蹴り、ピッチ中央のイエローに渡しました。

相手は疲れているのか、ボールを取りに来ません。

そして、ああっと! madajimaが左サイドを前に駆け上がっている!

前がかりの相手の不意を突いてのダッシュだ!

そのmadajimaにイエローからボールが通る!

madajima、あとはゴールキーパーを残すのみ・・・。

ところが、あーっと! 相手DFに追いつかれてしまった!

madajima、シュートは打てず!

 

おい、シュートだよ、シュート!

 

GKとの1対1に持ち込んで、ボールをゴールに流し込むつもりだったんでしょうか。相手DFに素早く詰められてしまいました。

 

うーん、madajima、あまり足が速くないねえ。

 

あー! だが、ボールを奪った相手は、攻撃を急いでしまい、ブラックが難なくボールを奪いました!

ハーフライン上でブラックがボールを持っています。

右でイエロー、左でmadajimaがボールを呼んでいます。

だが、その両方にパスをすることなく、シュート!!

意表を突きましたが、DFの足に当たって、左サイドのコーナーキックです。

 

良いよお、まずはシュート打っていくの、良いと思うよ、うん。

 

左サイドからのコーナーキック、madajimaが蹴ります。

ここで、ブラックがmadajimaの近くまで寄って行きました。

相手は、ゴール前を固めているため、ブラックにはあまりついてきません。

madajimaはそのブラックにパス。

ブラックが、すぐにmadajimaにパスを返します。

madajimaは、再びブラックに返します。

それをブラックがシュート!

ああ! 決まった!

 

おおおお!

 

ブラックはmadajimaからリターンを受け取ると、今度はmadajimaではなく、ゴールにパスをしました!

 

いやあ、パスと同じフォームだったから、キーパーも反応が遅れたねえ。

 

シュートは右隅下に吸い込まれました!

ブラックのゴールで2対1!

観客はものすごい盛り上がりです!

「Go! Go!」と叫んでいます!

「イエエエエエス!」と雄叫びをあげています!

 

おお、すごい盛り上がりだねえ。

 

さあ、試合再開となりました。

マダレンジャー、再び失点を許さずに試合を終えられるのか!

相手は再び同点を狙って猛然と攻撃して来ます。

ただ、ミスが多く、ホワイトとmadajimaを中心に簡単に防ぎます。

そして、ここで試合終了の笛!

マダレンジャー、初戦を劇的な勝利で飾りました!

 

いやー、非常に劇的だったね。

決勝点のブラック、良いねえ、本当に。良い選手だよ。

 

松木さん、解説ありがとうございました。

マダレンジャーについて、印象を伺っても良いですか。

 

そうだねえ。

ポテンシャルは、すごくあると思うんだよ。

でも、マダマダ本領は発揮できていないと思うねえ。マダ!

 

ありがとうございました。

 

続きます。