madajimaとの会話

たまたまここを訪れてくれた方を一笑い吹かせるために、赤の他人との「どうでもいい会話」や自分の「どうでもいい思考」を載せています。

銀座の恋活パーティで出会った榮倉の子

銀座の恋活パーティで出会ったバンダナの子の後日談です

 

僕がバンダナの子のパスを大股既読スルーして、最初の週末になった。

 

やったー、セミナーもなんもなーい!

バンダナの子のことを考えて悩むこともなーい!

これで思いっきりブログが書けるぞー!

ゲームもできるー!

 

だが、心の何処かに、何かつっかえていることがあった。

榮倉の子だ。

榮倉の子と、まともに話していないな。

見た目が急に可愛くなったのもあり、中身が一体どういう子かずっと気になっていたけど、結局あんまり話せなかったな。

 

あ、じゃあ、話してみよ。

幸いなことに、銀座の恋活パーティでLINEを交換しているし。

連絡してみよ。

バンダナの子とはもう話さないし、コミュニティのセミナーとかももう行かないし、失うもの、何もないでしょ。

 

僕は、メッセージを送った。

「榮倉の子、おはよ〜」

「今週か来週、一度会って話せないかな?」

 

ちょっと経って、返信が返ってきた。

「madajimaおはよ〜」

「話そう\(^o^)/」

「土曜日の朝は空いてる 〜?」

 

かわええやん。

何、この普通の感じ。

バンダナの子から、俺の大股スルーのこと、何も聞いていないのかな?

ま、どちらでも良いけど。

 

その日、僕は午前10時半からマッサージの予定があったため、8時に、僕のアパート近くのマクドナルドで会うことになった。

 

土曜日の朝8時に、そこまで話したことのない女子と二人で会う・・・。

な、なんだか悪くないな、と妙に興奮した。

 

榮倉の子は、約1時間遅れてやってきた。

「madajimaごめーん! 普通に寝坊しちゃった。普通に」

あはは、全然良いよ。普通に。

実際、ブログを書いていたので、全く気にならなかった。

 

電車だったり天気の話をしてから、本題に入った。

「madajima、急にどうしたの? なんかびっくりしちゃった」

いや、別に、なんもないよ。榮倉の子の話をずっと聞いてみようと思ってて、なかなかチャンス無かったからさ、この機にね。

「たしかに! ちゃんと、話という話をしてなかったよね」

 

榮倉の子は、いつものような笑顔だった。普通の、笑顔だった。

 

ちなみに、さ、バンダナの子から何か聞いてる?

「いや、何も」

へ?

「別に、何も話してないよ」

ウソでしょ?

「いや、本当に」

 

さっきまで普通の笑顔だったのに、突然、頰や、口の周りの筋肉がピクピク動きはじめた。

「嘘つくの下手かよ」と言おうとしたが、気にしないことにした。

バンダナの子のことは、今日はどうでもいい。

 

僕は、榮倉の子に、もうあのコミュニティには関わらないことを話した。

シーズン2で書いたような自分の価値観を20秒くらいで話し、「コミュニティの人とはとことん合わないわ」と言って、バンダナの子と会わなくなった理由にした。

それに対し、榮倉の子は、「そうなんだ。そういう考え方こそ、このコミュニティに合っていると思うけど」と感心したように言う。

 

うーん、そうかなあ・・・。確かに、セミナーは面白かったけど、コミュニティは嫌だよね。

「あ、じゃあ、セミナー来る? セミナーがある時、連絡しようか?」

まあ、セミナーに行って、バンダナの子とか新潟さんに会いたくないからね。セミナーであった話を、榮倉の子が共有してくれると助かるわ。

「え、全然良いよ?」

アウトプット、してくれる?

「ウンウン、全然」

 

そこまでコミュニティの話はしたくなかったので、話を変える事にした。 

今日の僕のメインは、榮倉の子である。

ちなみに、榮倉の子は、どうしてこのコミュニティに頑張る事にしたの?

僕はそう聞いてみた。

すると、榮倉の子は目を光らせるようにした。

 

「あ、これ長くなるんだけどね」と前置きを入れた。

お経のようにセールストークを永遠に聞くよりは100倍マシなので、全然良いよ、と答える。

もちろん、「全然良いよ」のところしか、口に出していない。

 

「私の家、全然お金が無くて、習い事とか一切やらせてもらえなくて」

「で、『早く働きたいー!』って思って、短大出て就職したのね」

「それが、小さい会社の人事と経理で」

「で、人事だったから、他の社員の給料とか知ってて」

「これじゃダメかな〜って思ってたの。たかが知れてる、っていうか」

「で、たまたまその時、とある飲み会でベンツリーダーさんに会って」

「ベンツリーダーさんが『経営者になる勉強しているんだ』って言ってたの」

「で、『榮倉の子もどう?』って言われて」

「その時さ、その時働いていた会社の社長のことを考えて」

「社長は、仕事しないし、すっごく嫌な人でさ。でも、タワーマンションに住んでて、BMWに乗ってて」

「その時思ったの。『あんな社長にも経営者できるんだから、私にもできるじゃん』」

「『なんかいっぱい稼げるみたいだし』って」

「それで、『ぜひ私も!』って言って参加したの」

 

へえ。

純粋におもしろいなあ、と思った。

実際の経営者を見て、「私にもできるじゃん」って思う発想は、おもしろいなあ、と。

つい、聞いてて笑ってしまった。

また、そういう発想の持ち方を知って、さらに榮倉の子に興味を持った。

それから、僕は、榮倉の子を見て思っていたことを話した。

 

榮倉の子は、新卒の子みたいな初々しさがあったと思えば、ベテランのような堂々とした振る舞いもあって、そのギャップに良い意味でビビるんだよね。

話している時の目から、なんかこう、ものすごくビームが出ているような気がして、良い意味でビビるわ。

 

「えー、なにそれー!」と榮倉の子は笑った。

「目からビームなんて、初めて言われたんだけど」

あ、そうなの? 俺は常々感じてたわ。

「えー! そうなんだー!」

榮倉の子は、明らかに嬉しそうだった。

こういうのを見ると、どんどん褒めたくなる。

 

が、時間が来てしまった。

マッサージに遅刻してしまう。

僕たちは、マクドナルドから出た。

 

別れ際、「ごめんね、私ばっかり喋って。今度は、madajimaの話をもっと聞かせて」と榮倉の子に言われた。

うわ、「madajimaの話聞かせて」だなんて、バンダナの子に言われた事なかったわ。

すげえ。

良い意味でビビる。

そう言うと、榮倉の子はさらに気を良くしたようだった。

 

その日、僕がマッサージを終えると、榮倉の子から「今日はありがとー!」メッセージが来ていた。

僕がそれに「こちらこそありがとー!」メッセージを返信した。

 

ああ、今日は良い1日になりそうだな。

榮倉の子と、また会いたいな。

 

だが、そこからが問題である。

その日のうちに、榮倉の子から再びメッセージが来たのだ。

「ちなみに、1万5千人規模のイベントは、2/3と4に名古屋で、3月にも神戸であるよ〜」

 

えっ?

どういうこと?

俺、言ったっけ?

俺、「いやー、あの幕張の全国会議みたいなやつ、また行きたいねえ」なんて、言ったっけ?

「セミナーは面白かったけど」くらいしか言ってないよね。

なんで、セミナーに誘われてんの?

 

「ありがとー! でも遠いし、大丈夫〜」と僕は返信した。

すると、「2月23日にカリスマさんのセミナー、24日にチーム説明会があるよ!」と返って来た。

 

いや、だから、言ってないって。

セミナー行きたいって、言ってないって。

「セミナーでは、会いたくない人たちに会う事になっちゃうから、行きたくないかな〜」

「どんな話があったか、アウトプットしてくれると助かる!」

僕はそう返信した。

 

「カリスマさんのセミナーは、カリスマさんの話を一番ガッツリ聞けるよ♪」

「アウトプットね! 了解♪」

 

うわ、なに、榮倉の子。

会った直後に、会った時の会話内容を無視してセミナーを誘ってくるとか。

悪い意味でビビるわ。

 

一週間ほど経ち、再びメッセージが来た。

「名古屋の全国会議、まじよかった〜」

「21時くらいから電話して良い?」

僕はそれを了承した。

 

21時になり、電話がかかって来た。

風の音が聞こえて来たため、外にいるのか、と想像した。

「ね〜名古屋の全国会議、すごくよかったよ〜」

お、まじ? 何人集まったの?

「1万人かな? 東京の人も大阪の人も、泊りがけの人が多かったからねえ〜」

名古屋で1万人か・・・。場所はどこだったの? ナゴヤドーム

「場所? う〜ん・・・」

ナゴヤドームじゃないの?

「忘れちゃった!」

へ?

「場所、どこか忘れちゃった! あはは」

あ、そう。

「でね、とにかくセミナーが良くってさ〜やっぱり環境って大事なんだな、って思った! すでに成功している人たちのコミュニティの中にいるって、大事だな、って!」

 

はあ〜。

俺、女を見る目ねえなあ〜。

恋活パーティで連絡先を交換した2人中2人が、俺にセールストークを仕掛けてくるんだもんなあ〜。

固有名詞を出さないように、隠し隠しにネットワークビジネスをやっているんだもんなあ〜。

 

その事実に打ちひしがれた僕は、ひたすら相槌が適当になってしまった。

へ〜。

そうなんだ〜。

すっげえ〜。

 

全然しっくり来ていない僕の声を聞いた榮倉の子は、「アパートに着いたから」と冷たく言って電話を切った。

すげえな。

営業マンみてえだわ。

今までそこそこ仲良く話していた相手に、そこまで割り切れるのか。

榮倉の子にとって、人間ってそんな感じなのか。

 

でも、待てよ。

僕は、恋活パーティでバンダナの子に出会ってからの、3ヶ月間を思い出した。

よく考えたら、バンダナの子は、ここまで押せ押せな感じで、セミナーを誘ってこなかったな。

ここまで露骨ではなかった。

ここまで割り切った感じはなかった。

「とにかくセミナー来いや。来なきゃダメでしょ」みたいな言い方は、最後の方以外はしていなかった。

「来てくれると嬉しいなあ〜。なぜなら、madajimaには成功してほしい・・・」

どっちかというと、そんな感じだった。

 

ああ、バンダナの子、案外、俺を大切にしてくれてたんだな。

そうやって、僕の感情を大事にしながら誘って来てくれたことを、少し感謝したいな。

少々、記憶が美化されている気もするけど。

まあ、もしかしたら、最後の方は、バンダナの子が僕にプッシュをしたかった訳ではなく、新潟さんや周りの人が、「もっとプッシュをしろ」と言っていたのかもしれない。

そうだよね。

セールスってのは、そんなものか。

 

今日、これを書いている今、T君と行った恋活パーティの日から、5ヶ月以上経っている。

本当に、いろんなことを学んだな、と思う。

女性のこと。ビジネスのこと。コミュニティのこと。

そして、自分自身の人生の価値観のこと。

色々と、考えさせられたわ。

5000円とか、今考えたら安いわ。

 

またいつか、恋活パーティに行ってみようかな。

「おい〇〇、恋活パーティというものに行ってみようぜ」

そう言って、誰かと一緒に行ってみようかな。

次は、一体どんな出会いがあるのだろうか。

そして、その出会いから、一体どんなことを学ぶのだろうか。

 

いや、行かなくて済むように、さっさと彼女つくろ。

 

-------------------------

 

非常に、非常に長くなってしまいましたが、この「銀座の恋活パーティ」シリーズを最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

実際に起きていたことを経験していた時は、なかなか辛いことが多かったですが、それを書いてみると、案外楽しいもんだな、と思いました。

メッシのジョークを思いついた時は、3分くらいずっと笑いをこらえてましたし。

それも、カフェで。

 

とはいえ、今読み返すと、読み苦しい部分があるのも確かです。

現実に起きたことを絞って伝えるのって、なかなか大変だなあ、と思いつつ、勉強になりました。

また、もっと、わかりやすく面白く、文章を書いていきたいなあ、と思いました。

これからも、僕の人生の体験談的なのを面白おかしく書いていきたいので、何かフィードバックがあれば、是非教えてください〜。