madajimaとの会話

たまたまここを訪れてくれた方を一笑い吹かせるために、赤の他人との「どうでもいい会話」や自分の「どうでもいい思考」を載せています。

銀座の恋活パーティで出会ったバンダナの子 その13

その1はこちら

あらすじ↓

コミュニティから離れることを決意したmadajima。

ところが、というか、予想通り、というか、バンダナの子と話すと、バンダナの子と頑張りたい、と思ってしまった。

バンダナの子のためなら、コミュニティが嫌いなことなどどうでもいい・・・。

我慢してがんばろう・・・。

互いに涙を浮かべながらバンダナの子とハグをし、新潟さんと会うはずだったが・・・?

 

有楽町でバンダナの子と別れてから、家に帰った。

そして、悲しくなった。

涙が出てくるタイプのものではない。

胸がズーンと重くなるタイプのやつだ。

 

なに、泣いてんだよ。

苦しいくせにやりたくないくせに、無理してがんばろうとしすぎだろ。 

なに、ハグとかしてんだよ。

セミナー行きたくないし、新潟さんとも会いたくなかったんじゃねえの。

なに、好きって言いそうになってんだよ。

価値観も何もかも、合わないんじゃん。

 

目を合わせて話している時には一切思い浮かばなかった事が、どんどんと頭に湧いて出てきた。

 

もしかして、俺って、バンダナの子に洗脳されてたんじゃね。

 

バンダナの子、「会社員でいいの? そのままでいいの?」って話してたじゃん。

「せっかくの人生、成功したいでしょ?」

「自由なお金と自由な時間、欲しいでしょ?」

「大切な仲間と一緒に、人生を良くしていきたいでしょ?」

そう話している時、バンダナの子は俺を見下すような表情をしていた。

あれって、セールスマンがよく使う手法でしょ。

「まだ〇〇してていいんですか、ダメでしょ。時代遅れでしょ」みたいな。

 

バンダナの子、俺が「新潟さんと会わせてください」って言った途端、すぐに満面の笑みですくっと立ち上がったじゃん。

あれって、「よし、これでこの現場の目標達成!」とか思ったんでしょ。

「もう、これで帰って良いわ」って。

 

っていうか、また新潟さんじゃん。

自分じゃ俺を説得しきれないから、新潟さんの力を借りようとしたんでしょ。

また、デュエル、避けられちゃったよ。

囲い込みプレス、受けちゃうのかよ。

 

次の日、土曜日になると、「新潟さん、水曜日20時からお時間もらえた! 大丈夫?」とメッセージが来た。

なんと返信するか悩んだが、「大丈夫!ありがと!」とだけ返信した。

 

だが、返信した途端、なんだかツラくなった。

会うことを想像したら、悲しくなった。

胸に、重石が垂れ下がっている錯覚がした。

うまく説明できないが、とにかく、もう会いたくないな、と思った。

 

だって、バンダナの子にとって僕は、ボーイフレンドになるどころか、ビジネスフレンドでも、エコノミーフレンドでもないのだもの。

セールストークでお金を取ろうとする、お客さんみたいなものなのだもの。

バンダナの子は、俺がコミュニティと彼女自身にお金で貢献できるように、仕向けられているだけなのだもの。

 

僕のアツい恋愛感情のせいで気づくのに時間がかかってしまったんだな。

いや、それが相手の狙いだった?

その恋愛感情を利用して、お金を使わせようとした?

バンダナの子は、自分の見た目の良さを利用して、こういうことをやり続けているのでは?

 

あー、考えれば考えるほどツラい。

ツラいわ・・・。

・・・・・・。

 

サッカーしよ。

ツラいから、いてもたってもいられないから、ボールを蹴ろ。

 

と、いうことで、僕はこの日、個人フットサルに行った。

 

個人フットサルとは、要は知らない人同士でフットサルをするプログラムである。

僕のように、フットサルしたい友達が10人や20人もいないけど、「今日、なんだかサッカーしたいな」みたいな時に、非常に便利である。

僕は、この日のように、無性にイライラした時に、たまに参加する。

 

と、いうことで、土曜日の夕方の2時間、僕は芝生の上で、自分自身の感覚に身を任せ、ひたすらボールを追いかけた。

 

ボールを蹴る。

走る。

走る。

ボールを蹴る。

走る。

走る。

 

息が苦しい。

足が痛い。

腰が痛い。

肺が痛い。

 

ただ、めちゃくちゃ楽しい。

めちゃくちゃめちゃくちゃ楽しい。

お互い知らない人同士だけど、全然喋ったりしないけど、ボールを通して、アイコンタクトを通して、人となりを知ったり、会話をしているような感覚になる。

イメージトレーニング通りのプレーができたりすると、アドレナリンがどんどん湧いてくる感じがわかる。

 

身体が、頭が、心が、ひたすら喜んでいた。

「そうだよ、これ! これ!」と僕のパーツ同士が言い合っているような感じだった。

 

そうやってフットサルが終わった後、前日に引き続いて、また涙が出そうになった。

 

俺の人生、十分に楽しくね。

ベンツとか、老後のためのお金とか、かわいい彼女とか、そんなん無いけど、ひたすら楽しくね。

他の人に見せびらかせる所有物はゼロだけど、プレーする度に新しい発見のあるフットサルの時間や、会う度に新しい笑いの生まれる友達と過ごす時間は、ある。

今の自分にないものではなく、すでにあるものを見てみると、いかに自分が恵まれているかがよくわかる。

 

別に成功とかいらなくね。

別に、頑張って人生を良くしようなんて、しなくていいんじゃね。

金とか、そんなにたくさんいらなくね。

彼女は、そんなに可愛くなくてよくね。

他人の目や、他人の決めたものさしで人生を測るって、ものすごく愚かじゃね。

自分の心に従って生きれば、それがその人にとって一番じゃね。

そうしていれば、人生なんて、勝手に良くなるでしょ。

そう考えると、俺に唯一必要な所有物って、俺の心だけな気がする。

自慢できる所有物をたくさん持つより、自分の心をひたすら磨いていく方が、楽しいんじゃないだろうか。

 

っていうかさ、今までそんな感じで生きてきたじゃん。

金や物じゃない「何か」を楽しみに今まで生きてきたのに、そんな、180度転換するなんて、無理じゃね?

苦しいだけでしょ。

仮に金や物を得ても、それをできるだけ維持し続けようと、また増やし続けようとして、どんどん苦しくなるだけでしょ。

 

「もしかしてmadajimaさん、バンダナでイメチェンする気ですか?」

「多分、似合わないですよ」

「まあ、ちょっと、見てみたい気持ちもあるけど」

「どうせ、ハゲるだけですよ」

そう言って、ブログの読者、ちょっと不安になってるよ?

 

戻ってこようぜ。

バンダナを360度巻き切って、いつものmadajimaに戻ってこようぜ。

 

と、いうことで、僕は自分の心に従った行動を取ることにした。

スルーである。

そう、僕はバンダナの子からもらったパスを、大股広げてスルーすることにした。

もうパスを受けない。

つまり、もう会わない。もう関わらない。

だって、そうしないと、また「まだチャンスあり!」って思われて囲みプレスを受けてしまうもの。

そのプレス、速いんだもの。

俺はそれを、かわせないもの。

メッシじゃないから。

 

新潟さんと会う約束の前日、メッセージが来た。

「madajima、明日よろしくね!」

既読スルー。

「おーい、大丈夫?」

既読スルー。

「今日だよ! 場所は勝どきね! 18時までに連絡して!」

既読スルー。

 

完全なる侮辱行為である。

もちろん、心はかなり痛んだ。

ごめん、ごめん、と心の中で謝った。

でも。

もう、君のためにシュートは打ちたくないんだ。

君と僕とでは、ゴールが違うんだ。

もちろん、これまで、君からパスをもらい続けて、周りの人から囲い込みプレスを受けて、とあるゴールに向かうよう誘導されたことで、学んだことが色々とある。

それは感謝している。

 

でも、俺はmadajima。

自分の心で決めたゴールにしかシュートを打てない、不器用な選手なんだ。

自分の心に従うことしかできない、頭の悪い人間なんだ。

 

君の見ているゴールは、僕の心が向かいたいゴールじゃない。

それに、100%の確信を得た。

ここで、僕は君とサッカーするのを辞めようと思う。

それを口で言えずに、行動で示す形になって、ちょっと申し訳ないけどさ。

「今までありがとう」って、もう一度言えなくて、残念だけどさ。

でももう、無理だわ。

 

この決断をいつか後悔しないように、「自分の心に従った行動」をひたすら突き詰めて、自分なりの人生を楽しんでいこうかな。

 

そう思った時、心の中に風がふっと吹き、重石を取り除いてくれた様な、 そんな気がした。

 

ーーーーーーーーーーー

最後にバンダナの子と会ってから、約2ヶ月が経った。

バンダナの子たちと週二くらいの頻度で会っていた日々は、遠い昔のように感じられる。

 

当時のことを思い出しながらブログを書いていた時、ふと、「あ、こうやって検索したら、あのコミュニティについての情報がヒットするかな」と色々と試してみた。

すると、とあるホームページがヒットした。

そして、あの幕張の全国会議は、普通にネットワークビジネスの集まりであることがわかった。

要は、「起業家集団」と名乗り、「会社員じゃなくて、起業しなくちゃでしょ!」「起業家になるならさ、まずはネットワークビジネスやらなくちゃね!」という論理で、どんどん人を集めていくやり方らしい。

そして、「ネットワークビジネスやるなら、まずは商品どんどん買わなきゃ!」とエスカレートしていくようだ。

 

「あ、やっぱり、そうなんだ」と納得した。

今思えば、「俺、サラリーマンクンポケット作ります!」と言った時、「え、何言ってんのこいつ??」みたいな表情を、コミュニティの中の多くの人にされていた。

あちらからしてみれば、「うちら、そういう起業じゃなくね」「え、こいつ、ガチで、ガチの起業やろうと思ってんの」という感じだったのかな、と。

なんかもう、いろんなところでいろんな誤解をしていたことに気付いて、何おれ、バカなん、と悲しくなった。

そうなったのがシーズン2の思いっきり半ばだったが、もう書きたくなくなったりした。

 

が、「ま、いっか」とも思った。

だって、自分バカだし。

だって、影響を受けやすいし。

 

僕は今、毎朝6時に起きて、まだ空いている7時の電車に乗り、会社の近くのカフェに早めに着き、ブログを書いている。

この習慣は、セミナーで話があった、樺沢紫苑さんの習慣に影響を受けて、真似たものだ。

そのほか、「メールチェックは午後から」とか、「コーヒー飲んでから30分昼寝をする」とか、本に書いてあることをどんどん実践して、気持ちや身体がスッキリし、ブログや仕事の効率がどんどん上がっている。

樺沢紫苑さんの本は、バンダナの子に出会っていなければ、間違いなく読んでいなかっただろう。

 

そのほか、経済塾やコミュニケーション塾などを通してバンダナの子たちと学んだことを、仕事や人間関係に活かしたりして、今を生きるのが楽しくなったりしている。

「サラリーマンクンポケット」みたいなものも、まだ作る気満々である。

 

バンダナの子たちが隠し隠しにやっていることや、ネットワークビジネスみたいなお金の稼ぎ方は一切好きではないし、肯定する気にもなれない。

だが、「ああいう奴らを撲滅せねば!!」「ビジネスフレンド、いや、エコノミーフレンド、いや、お客さん集め目的で恋活パーティに来てんじゃねえ!!」と正義感に燃える気にもなれない。

 

おもしれえなあ。

僕は、ただただそう思う。

人生って、おもしれえわ。

恋活パーティに、恋活してない人がいるんだもの。

そこで出会った、見た目がウソみたいに可愛い子に、洗脳されちゃうんだもの。

その洗脳が、フットサルをしたら解けちゃうんだもの。

おもしれえわ。

 

人は誰しも洗脳されている。

日本に生まれたら進化論を刷り込まれ、アメリカに生まれたら聖書を読んで「神が全て造った」と教えられる。

生まれた場所や時代で、脳の中身は全然違う。

そして、いろんな人に会い、いろんなものを見て読んで、その脳はさらにどんどん変わっていく。

 

僕の今の脳が書いたこの文章は、5年後、10年後の僕自身、はたまたここを訪れた、全く違う脳を持つ人たちに、どう思われるのだろうか。

「こいつ、バカなんじゃねえの」

そう言いながら、笑ってもらえていれば良いなあ。

インターネットというこの巨大な海で、この文章が誰かに見つけられ、笑われていることを想像し、ニンマリしてみる。

 

 

 

次は、「銀座の恋活パーティで出会った榮倉の子」です。