madajimaとの会話

たまたまここを訪れてくれた方を一笑い吹かせるために、赤の他人との「どうでもいい会話」や自分の「どうでもいい思考」を載せています。

銀座の恋活パーティに行ってきた

銀座のスペイン料理店で開かれた、Happy smile party主催の恋活パーティに行ってきた。(行って来ます編はこちら

 

ちなみに、スーツで行くのはやめた。付き添いの友人、T君がネクタイを会社にしか置いておらず、「どうせだったら私服で」となった。

実際、会場に着いてみるとスーツはごく少数だったので、かなり助かった。

 

受付で「名前ビンゴゲーム」のカードをもらった。これがすごく良いなあ、と思った。

「会った人の名前を9つのマスに埋める」「パーティの最後に名前が読み上げられて、ビンゴを行う」というもので、「すいません、名前書いてもらえますか」みたいな感じに話しかけやすくなる感じがした。

 

ドリンクをもらい、適当な席に着いて開始のアナウンスを待つ。

T君が早速隣の人に話しかけた。すると、すぐに逃げられてた。

なんかこう、これですごく緊張が解けた。

持つべきものは友達である。T君である。

あ、T君のイニシャルは「友達」から来てないけどね。「とぼけた奴」からだけどね。

 

だんだんと人が多くなり、ぎゅうぎゅうになって来た。

開始がアナウンスされた。

「人数は150人で、男性と女性がちょうど半分ずつです!」と言っていたが、どう見ても男の方が多かった。

まあ、そこら辺は気にしなかった。女性全体のレベルが、予想していたよりも高くて、結構ワクワクしていたからだ。

 

椅子に座っていた僕とT君は立ち上がり、早速ビンゴの名前集めを始めた。

スタートとして、近くにいた女子二人組に話しかけた。その片方が、「茨城に住んでいて実家住まい」と言うと、T君のテンションが見るからに下がり、「次行こうぜ」と言わんばかりに僕を引っ張ってドリンクを取りに行った。

こういう、思考が全て行動に反映されるところ、かっこいいなあ、と思う。

 

T君に感心しながら、何となく上着のポケットあたりを触っていると、とあることに気づいた。

財布が、無い。

ポケットに入れていた財布が、無くなっている。

サーッと血の気が引く気がした。

焦る、焦る。

「え? 財布無いの?」

こういう時に限り、T君はとぼけた顔をせず、満面の笑みを見せた。

「さっき座っていた所にあるんじゃない?」

料金を支払った後、カウンターでビールをもらい、その椅子に座っていただけだから、確かに、そのくらいしか可能性は無い。

T君に、受付で財布の落し物が無いか確認してもらうよう頼んだ。おれがその間探すから、と。

他人同士ばかりが集まる場所である。落ちている財布を見つけられて現金5万円を抜き取られてしまうのが怖く、一刻を争うと思ったので、僕は焦っていた。

「え? おれが受付の人に聞くの?」

T君はいつものとぼけ顔に戻り、聞いてきた。

それでも、僕の必死そうな顔に負けたのか、受付の方に歩いて行った。

 

僕は、これまで歩いてきたルートを、ひたすら下を見ながら歩いていた。

おそらくその行動は不審だっただろうけど、誰も気にしていなかったはずだ。なんせ人が多い。

やっとの事で、座っていた椅子に戻った。そこでは、女性二人と男性一人が話している。

すいません、この辺りで財布とか見ませんでしたか?

女性の一人が「え? どういうの? 長財布?」と聞いてきてくれた。

もう一人の女性は、「え、なにこれ、新たな会話の入り方?」みたいな不信感を顔に浮かべている。

男は、「邪魔すんなよ」みたいな顔をして怒りを表している。

この状況をなごませるために、「女性探しに来たんですが、財布探しになってしまいました」と言おうと思ったが、やめた。

 

結局見つからなかったので、T君を探す。

すると、喫煙室でタバコを吸っているのが見えた。

財布、見つけた? と僕が聞く。

「届けられてないってさ」

あまりにとぼけた顔をしているため、T君が受付に行ったことを疑った僕は、受付に行って来た。

「届けられてないですね」

受付の人が呆れた表情と声をしているので、おそらくT君がすでに聞いたんだな、と確信した。

疑ってごめんよ、T君。

 

もう諦めムードに入った僕は、バイキング形式になっているご飯を食べることにした。

エネルギーが無ければ、見つかるものも見つからないしね。

 

ここで、隣で同じようにおかずをとっている女性が、めちゃくちゃかわいいことに気付いた。

大きな目、長い髪、それを留めているバンダナ、ちょっとぽっちゃりした感じの体型。

超タイプである。

ああ、財布さえ無くしていなければ、話しかけたのに。

財布を見つけたら、話しかけよう。

 

財布のことをああだこうだ考えながら、テーブルに皿を置いて一人で立って食べていると、先ほど椅子に座っていた女性二人組が後ろを通った。

「見つかったんですか?」

いや、見つかってないです。

「じゃあ何で食べてるんですか! うけるー!」と言って笑って去って行った。

 

だが、この食べる判断は正しかった。

心が何となく落ち着き、空席となった椅子の下を、もう一度しっかり見てみたのだ。

あ、あった。

スッゲー見つかりづらいところだけど、あった。

中身を確認する。万札もカードも全てある。

やったぜー!

 

喫煙室から出て来たT君が見えた。

T君! T君! と手を振る。

あったよ! 財布あったよ!

「良かったじゃん」

ホッとするでもなく、喜んでくれるでもなく、とぼけた顔をしているのがムカついたため、「女性探しのつもりが財布探しに」と言ったら、笑ってくれた。

よっしゃー! もう何も怖くないぜ! 思いっきりたのしもーっと!

 

続きます。