madajimaとの会話

たまたまここを訪れてくれた方を一笑い吹かせるために、赤の他人との「どうでもいい会話」や自分の「どうでもいい思考」を載せています。

銀座の恋活パーティに行ってきます

「おいmadajima、街コンというものに行ってみようぜ」

そう言い放ったのは、会社の同僚のT君だ。

「一度行ってみたかったんだよね」

彼は笑うでもなく、真面目になるでもなく、とぼけた顔でそう言う。

 

T君は日本とアメリカのハーフで、幼少期をニューヨークで過ごしたりしている。

長い間ピアノをやってたからか、いつも姿勢が良く、同性の僕から見てもかっこいい奴だ。

ただ、いつもとぼけた顔をしていて、何を考えているかよくわからない。

 

お気づきかもしれないが、ここでT君と呼んでいるのは、「とぼけた顔」のTから来ている。

 

そんな彼が、意外にも意外、女性との付き合いが苦手なことを知ったのは、最近のことである。

「おれさあ、好きなると、ダメなんだよね。攻められなくなるんだよね」

彼は笑うでもなく、真面目になるでもなく、いつものとぼけた顔でそう言う。

 

ああ、その通りだ、その通りだよ、おれもそうなんだよ、T君。

おれもスタバのかわいい店員さんを好きになりすぎちゃって、もうスタバにすら行けなくなったんだよ。

このイケメンハーフでもそういう不安を持っていると思うと、少しホッとするわ。

 

僕がそう言うと、T君は「『ハーフだからモテるでしょ?』みたいにめっちゃ言われるけど、そういう訳でもないんだよねえ」と返した。

え、まさしくそう思っていたよ、とかなり驚くと、「その反応、慣れてるよ」と言わんばかりの、つまらなそうな顔をした。

色々あるんだなあ、みんな、何かしら問題を抱えているんだなあ。

僕はT君の真似をし、笑うでもなく、真面目になるでもなく、とぼけた顔でそう言った。

 

そんな彼に良い人が見つかるように、と、僕は必死に街コンやら恋活パーティやらを探しまくった。

業者ごとに口コミを見たりして、男が多すぎるだの、少人数でも無理して決行されるだの、「女性の数が先行中!」「ほぼ満員!」といったうたい文句は信じるなだの、悪い評判を見つけたら、すぐに候補から外した。

そうして、やっとの思いで3つほど候補を出して、T君に提案すると、彼は「銀座で150人恋活パーティ」というものを選んだ。

「これ良さそう」

ありとあらゆる条件でフィルターをかけながら探し出したことが恥ずかしくなるような、簡潔な理由でそこに決まった。

僕のように、優柔不断で考えすぎる奴に彼女ができないのはわかるが、彼のような、シンプルで男らしい思考をする奴に彼女ができないのが、謎で仕方がない。

 

と、いうことで、パーティの日がやって来た。

今日の夜、休日だがわざわざスーツを着て、銀座に行ってくる。

 

T君も僕も、ここで魅力的な女性に遭遇し、そしてうまく行くみたいな、そんなおいしすぎるストーリーを思い描いていない。

良さそうな人がいないかもしれないし、いたとしても、他の男に取られるかもしれないし、連絡先を交換しても、連絡がとれないかもしれない。

失敗するのが前提、そこから学びを得るのが前提だ。

 

「好きになると攻められなくなる」

僕たちは、それを永遠と言っている訳にもいかない。

とりあえずどんどん攻めてみて、それで失敗して、学び、失敗して、学び、次に生かしていくしかないのである。

 

そして、できるだけ、面白い失敗ができたら良いなあ。

このブログを読んでいる数少ない人たちを笑わせられたらなあ。

そんなことを、笑うでもなく、真面目になるでもなく、とぼけた顔でそう思っている。

 

嘘です。緊張を隠したいけど、隠せない面持ちです。