madajimaとの会話

たまたまここを訪れてくれた方を一笑い吹かせるために、赤の他人との「どうでもいい会話」や自分の「どうでもいい思考」を載せています。

ホニ布陣は成功?失敗? - ベガルタ仙台対アルビレックス新潟 20170528

ホニ布陣だとホニ夫人みたいだけど、そこは置いておこう。

新潟の布陣は、守備時に2つの顔を見せていて面白かった。

f:id:wattaso23:20170528212456p:plain

守備時、ホニが下がって、相手のサイドバックのケアをするときがある一方、スルスル逆に前に行き、前線に張り付いていることもあった。

ホニが前線に残る時は、小泉、ロメロ、チアゴが右にスライドして、右サイドを埋めていた。

これはまさに、ホニのための布陣。

実際、ホニが張っていた右サイドからカウンターも生まれていたし、相手の脅威になっていたのは間違いない。

この狙いはうまく行っていた。

 

だけど、前半はホニを意識しすぎていた。

このホニ布陣がホニのためにあるものとはいえ、どこから来るかわかっている攻撃ほど、相手にとって容易いものはない。

新潟の選手としても、ワントップの鈴木武蔵が、なかなか周りと波長が合わなく、ホニの個人技以外に攻められる手立てが無い。

守る一方で、攻撃に活路が見いだせない、そんな前半だった。

 

だけど、後半にエンジンが入ったようで、監督の指示通りにサイドチェンジを繰り返しながら、ボールを前にうまく運べた。

特にチアゴ・ガリャルドが後半に入って別人のようになり、敵をなぎ倒して前にガツガツと中央をドリブルしていたのが印象的だった。

彼が中央で時間を作ってくれたので、ホニのサイド突破がより生きるようになった。

 

また、真骨頂のカウンターでも何度も相手を脅かす。

ホニが中央に切り込んで裏に抜け出した時は、本当に得点の匂いがした。

だけど、あと一歩。

迷いが生じてDFに寄せられたり、パスをミスしたりして、決定機を外してしまう。

先制点以外にも、あと3点は簡単に取れたはずだったが、なかなかゴールを奪えず、外し続けた後の心の隙みたいなところで、全体としてうまくボールを追えなくなり、立て続けに2失点を喫してしまった。

 

そしてこの2失点、結果論だけど、僕的には二つのことで防げたと思う。

まずは、山崎の交代のタイミングで、ホニを左サイドに回し、森を右サイドに置くこと。

ホニが左に回ることで、カットインができるから、新たな攻撃の角度が生まれたはずだ。

また、途中出場した森俊介はミスばかりしていたけど、それは本来のポジションの反対である左サイドだったからかもしれない。いつもの右サイドなら、もっと肩の力を抜いてプレーできていたかもしれない。

 

次に、チアゴの早めの交代だ。

呂比須ワグナー監督は、選手をそのまま変えずに、ホニ布陣のまま追加点を取るイメージだったんだと思う。

実際、チャンスは何度もあった。

でも、75分くらいになって、布陣のキーマンであるチアゴやホニに疲れは見え始めていた。

そこを突かれて、特にこちらの右サイドで、相手に自由にボールを回され始めていた。

だから、ホニを右サイドに残すなら、加藤大なり成岡翔なりを早めにチアゴに代えて投入して、右サイドの運動量、守備力を補完して欲しかった。

 

もちろん、チアゴが後半あまりに良かったから、代えづらかったのも事実である。

また、先制点のスコアラーをやすやすとベンチに引っ込めるのも難しい。

呂比須監督がそのあたりを悩んでいたかはわからないけど、事実として、守備時のチアゴの足が止まった辺りで、ボン、ボンと2点を取られてしまった。

2点目は、こちらの右サイドのクロスボールからである。

 

結論。

ホニ布陣は良い。

アゴが中央で時間を作り、ホニにスルーパス、という形は脅威的だ。

ホニ布陣だと、選手たちも意思統一をしやすく、カウンターがやりやすそうでもある。

でも、この布陣を保ったまま1試合を通して戦えないことがわかった。

武蔵と山崎を中心とした、左サイドからのチャンスの数がもっと欲しいし、ホニと山崎が試合中に左と右のポジションチェンジなんかをすれば、相手も嫌がるはずだ。

また、疲労が出てくると途端に機能しなくなるので、交代選手をもっと効果的に使わないと、きつい。

ホニとチアゴ中心の鋭いカウンターにワクワクしつつも、もうちょっとチーム内のバリエーションが増えないと、この先厳しいのではないか、と不安にもなる試合だった。