madajimaとの会話

たまたまここを訪れてくれた方を一笑い吹かせるために、赤の他人との「どうでもいい会話」や自分の「どうでもいい思考」を載せています。

消費税は10%がいいなあ

だって、8%とか、計算しづらくないですか?

払う料金が増えるストレスより、面倒な計算のストレスの方が多くないですか?

安倍首相、ためらわずにさっさと10%にしちゃいましょうよ。

 

実はこれ、消費税が5%だった時代からずーっと言い続けている。

 

僕が中学校のとき、社会科の授業で模擬選挙みたいなのをやった。

まずは、「日本はどの国と仲良くすればいいか」で大きく政党を分けた。アメリカ党、韓国党みたいな感じだ。

そこから、選ばれた党首ごとに演説と投票を行い、過半数を得た総裁が総理大臣になる、という流れだった。

まあ、どっちかというと大統領選みたいな感じだけど、あくまで模擬だからそこらへんは置いておこう、と社会科の先生が言った。

 

僕の党はというと、サウジ党であった。

サウジアラビアと仲良くなりたいと言っていたのは僕だけだったため、その他各1名ずつだったアフリカ党やらボスニア・ヘルツェゴビナ党やら、ロシア党やらを吸収合併した。

「うわーすげえ政治力じゃん」と思われるかもしれないが、そういうわけではない。

例えば、ボスニア・ヘルツェゴビナ党を立てた奴は、「名前の響きがかっこいいから」とかそういう理由でその国と仲良くなりたい、と宣言していたため、「石油はこれからも貴重な資源だから絶対に失えない」みたいな真面目なことを言う僕に付いていた方が、楽に授業を乗り切れると思ったのである。

だから、人数を集めつつもサウジ党のマニフェストは僕の意見がそのまま反映され、名前もサウジ党を維持した。

そんなサウジ党は、アメリカ党との一騎打ちとなった。

 

まず、アメリカ党首の演説が始まった。

もっとも党員の多い党から選ばれたKJ君は、優等生らしく、党員の意見をちゃんと汲んだような、控えめなマニフェストをあげていた。

消費税に関しては、「現状維持がベスト」と説明した。

 

次に、僕の演説である。

サウジアラビアと仲良くした方が良い理由等を話していた時、教室のみんなはふむふむと感心していたようだったが、消費税の話になると、顔色が変わった。

「僕が総理大臣になったら、消費税を10%にあげます」

僕は黒板に「5%」と書いてからその上にバッテンを塗って、その横に「10%」と書きなぐった。

「あの、5%とか計算しづらくないですか?」

「税抜き298円が税込で何円かすぐに計算できなくないですか? 10%なら、10分の1を足せば良いだけですよ」

「5%あげるだけで、国の税収が上がって色々行政サービスが良くなるなら、別に良くないですか?」

「5%あげたら、リターンは今よりも多くなります。それも、いろんな意味で」

僕が数学でいつも100点だったのを皆知っていたため、説得力があると思っていた。

どよめく教室。ひそかに笑う社会科の先生。

最後に、「今日僕が来ている服は緑色です。これはサウジアラビアの国旗の色です」と言うと、教室に笑いが起きて、良い感じに締めることができた。

 

投票の時間が来た。

みんなが顔を伏せて、サウジ党かアメリカ党かどちらかに手を挙げ、先生がその数を数える。

 

クラスの人数は33人。

投票の結果はサウジ党が16票、アメリカ党が17票だった。

「それじゃあ、総理大臣になったKJ君は後で先生のところに来て、各省の大臣を決めましょう。それで、この模擬選挙は終わりです」

 

休み時間、サウジ党員数名が僕の机の周りに集まってきた。

「もー、消費税5%だったら勝ったんじゃない?」

「だからあれほど言ったのに」

と言われたが、「いや、政治人生を賭けても、あのマニフェストは譲れなかった」と僕は言った。

KJ君からはKJ内閣の官房長官に任命されたが、お断りさせてもらった。

 

今日、駅で電車を待っている時、「駅近のジムでエクササイズ! 納得の6480円!(税抜き)」という広告を見た。

「えーっと、つまり税込・・・」と暗算しようとして、イライラして、この中学校の記憶がフラッシュバックした。

政治家になる道を諦めた、あの時のことを。

そんな、平和な週末である。