madajimaとの会話

たまたまここを訪れてくれた方を一笑い吹かせるために、赤の他人との「どうでもいい会話」や自分の「どうでもいい思考」を載せています。

アルビの選手、僕的考察 - 矢野貴章はイノシシSB

さて、前回ご好評を頂いた、アルビレックス新潟の選手紹介、今回は僕のアイドル、矢野貴章である。

え? 聞こえなかった?

僕のアイドル、矢野貴章である。

サッカーを見ない人に簡単に説明をすると、「アイドル」と「矢野貴章」は対極にある存在である。

サッカー少年に「好きな選手は誰?」と聞いても、「矢野貴章」と答える子どもは皆無だろう。

だが、僕は大好きだ。

 

一つ、僕と矢野貴章のエピソードがある。

2009年の最終節、チームは終了間際のゴールで劇的勝利を飾ったが、矢野貴章の出来はあまり良くなかった。

選手全員がスタジアムを一周している間も、後ろの方で下を向き、しょぼくれていた。

観客席にいた僕は、そんな矢野貴章に向かって「ヤノー!」と叫んだ。

すぐに、矢野貴章はパッと僕の方を向いた。

目が合ったと思った僕は、全力で親指を立ててグーサインを出した。

矢野貴章は手のひらを見せて応じるだけで、その後また下を向いた。

「かわいい奴だなあ」と、当時高校生の僕は思った。

うまく言えないが、そういうところが大好きである。

 

なお、矢野貴章を説明すると、以下のようになる:

身長187センチ78キロ。デカい。

いつもすっとぼけた表情をしていて、イケメンではない。

走り方はドタドタと大股で走る。でも速い。

ヘディングで競ると、相手が大体倒れる。

ボールの取り方が粗く、ファウルになることが多い。

相手を苛立たせるのがうまく、相手にファウルされることも多い。

簡単なシュートは外すが、難しいゴールはなぜか決める。

ドリブルは相手DFにまっすぐ向かっていくだけで、簡単に止められる。

 

まとめよう。

身体がデカいイノシシを想像してもらえれば、それが矢野貴章である。

不器用、大雑把。華麗さがないが、泥臭い。

 

そんな選手のことをなぜ好きかというと、それが新潟という土地柄をよく表しているからだ。

頭の良い人が集まる場所ではないが、一生懸命で粘り強く、広く広がる田んぼのように、心の広い人が集まる。よって、グループには和があり一体感がある。

雪がもさもさ降る冬は、雪かきをしないと玄関から出られなくなるため、勝手に足腰に筋肉がつく。よって、身体能力は高い。

これはアルビでも同じで、ボール扱いがうまい選手というより、たくさん走れて、粘り強くボールを追いかけられる選手が集まってきて、重宝される。

サポーターも、そしてその一人である僕も、上手い下手がどうというより、一生懸命な選手が好きだ。

よって、矢野貴章のように猪突猛進な選手は、愛らしくてたまらないのである。

 

勝ち負けは大事だ。

勝って喜び、負けて悲しむのも、サッカーの楽しみ方の一つである。

だが僕は、イノシシのようにまっすぐ突っ込んで、まっすぐやられる、そういう愛くるしいアイドルを見て笑ったり、呆れたり、怒ったりするのも、楽しみ方の一つだと思っている。

心の広い新潟県民らしく、ね。

 

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