madajimaとの会話

たまたまここを訪れてくれた方を一笑い吹かせるために、赤の他人との「どうでもいい会話」や自分の「どうでもいい思考」を載せています。

大阪の女子高生 in 山手線

大阪の人は東京のことが嫌い、とよく聞く。

東京は人が冷たいとか、そっけないとか、そういう理由らしい。

だから、東京の公共の場で関西弁を聞くと、少しおびえてしまう。

この人たちは東京のことがきらいなのか、と。

だが、今日の夕方に山手線に乗っていた大阪の女子高生の二人は、違ったようだ。

制服姿で買い物袋を両手に持ち、キャリーバッグを両足で支えながら、超かわいい大阪弁で楽しそうに話している。

キャピキャピという音が聞こえてきそうなくらいだった。

そのキャピキャピ女子高生コンビは、片方が僕の隣に座り、片方がその前に立っていた。

「あ、今、新橋だって。東京まであと何駅かな」

「新橋って、サラリーマンの街なんよ」

「ホントや。いっぱい乗ってきた」

「きっとこれから飲みに行くんよ」

大したことない会話かもしれないが、僕にとってはかわいらしくて仕方が無かった。

その声と発音のかわいさが、殺人的である。

なので、ニヤニヤするのを必死にこらえていた。

電車が新橋駅を発車する。

そして、会話から察するに、東京から新幹線で帰ることがわかった。

東京駅まであと2駅と考えると、このかわいらしい声がもうすぐ聞けなくなるのは寂しくも感じた。

すると、なぜか、隣に座っていた方の女子高生が、こちらの方をチラチラと見始めた。

と、思っていたら、背後の窓から景色を見ようとしていたようだった。

「あ、マルイだ。ここ、渋谷?」

「いや、違うって。マルイはチェーン店で、大阪にもあるよ」

その会話の間、せっかくだから、なんとか隣の子の顔は見えないものかな、と対面の窓の反射で表情を見ようとしてみた。

すると、偶然、窓の反射で僕の顔が見えた。

あっ、やべっ。

おれ、めっちゃニヤけとるやん。。。

自分、全然ニヤニヤをこらえられてないやん。。。

隣の子がこちら側に首をひねって背後の景色を見ようとしたのは、「このニヤニヤのおじさん、なんやねん」という確認のためもあったのかもしれない。

ツラいことに、自分のニヤ顔を見たら、さらにニヤニヤしてしまった。

それから、「生まれ変わったら、関西でキャピキャピの女子高生に囲まれた高校生活を送りたいな」とか考え始めてしまい、ますますニヤけが止まらない。

それから電車は東京駅に着き、女子高生二人は電車から出た。

寂しさもあったが、ニヤニヤが止まらない恥ずかしさがなくなる、というホッとした感覚もあった。

 

さて、彼女たちは、大阪に帰ったら、山手線でニヤニヤしていた僕のことを友だちに話したりするのだろうか。

「東京どうだった?」

「なんか、電車でずっとニヤニヤしている人がおったわ」

「なんやそれ。東京も悪くないやん」

もしそうしてくれたら、「東京の人は冷たい」というイメージも払拭できるのではないか。

なんだか、東京のイメージアップに貢献できたようで、良い気分だ。

まあ僕は新潟生まれ、新潟育ちですが。