madajimaとの会話

たまたまここを訪れてくれた方を一笑い吹かせるために、赤の他人との「どうでもいい会話」や自分の「どうでもいい思考」を載せています。

アルビの選手、僕的考察 - 原輝綺はケツをデカくして先生ボランチを目指せ

さて、今回は、名前通り輝きを放っている原輝綺くんである。

これを書いている時点で、まだ厳密には高校生だ。

それでいて、アルビレックス新潟で開幕4試合スタメンを張り続けている。

僕の高校3年生の春休みなど、大学受験の結果で自分の将来に絶望しか抱いていなかったが、この少年はクラブの未来に希望をもたらす役割を担っている。

チームの先輩たちには物怖じせず、中央で指を出して指示を出したりしているのだから、大したものだ。

ボールを持ってもそこまで慌てることなく、冷静に判断する姿は、風格すらある。

 

僕は、守備的中盤の選手には、大雑把に3つのタイプがあると思う。

優等生、問題児、先生だ。

優等生は、頭の良さが売りで、ピッチを俯瞰して分析し、味方の守備の穴を埋め、攻撃の糸をつなぐような、気の利いた選手。

問題児は、身体が強く、当たり負けしない。負けん気があって、時々怒りをあらわにもする。気持ちでチームを引っ張る選手。

先生は、そのどちらも兼ね備えた選手だ。

 

その分類で言うと、今の原輝綺は優等生である。

ボールを常に片目で見て、相手選手、味方選手の立ち位置に気を配っている。

だが、これまでの4試合を見て、「原くんには先生になってほしいな、あわよくば問題児になってもいい」という思いがある。

今の日本には、優等生か問題児に偏った守備的中盤しかいないからだ。

年代別に見ると、ベテランには遠藤保仁中村憲剛と言ったボール扱いがうまい優等生が多く、若手には橋本拳人、井手口といった問題児が多い。

だが、先生がいない。

そして、世界には先生ばかりである。

優等生も問題児の要素があるし、問題児にも優等生の要素がある。

だから、今のような優等生であっても、頭一つ抜け出すのは難しいだろう。

今でこそ世代別日本代表でスタメンを張り、U-20W杯にも出場するのだろうが、その先、問題児らしさも兼ね備えて、教員免許をとり、世代を超えた日本トップクラスを目指して欲しい。

とりわけ目標にして欲しいのは、チェルシーのヌゴロ・カンテみたいな、小さいけどもよく走り回り、視野が広くてパスミスが少なく、タックルしまくる選手である。

 

では、問題児には、何が必要か。

筋肉である。

「日本人は元々筋肉が無いから・・・」なんていうのは妄想である、言い訳である。

ジムに行けば、欧米の人よりもムキムキな人はたくさんいる。

要は「筋肉をつけよう」という意識だ。筋肉をつける技術の問題だ。

特に日本人に足りないのは、ケツの筋肉である。

たぶん土でずっとサッカーをしてきたから、踏ん張るときに筋肉がいらなかったのだと思う。

気持ちでも身体でも問題児になるには、ケツの筋肉が絶対に必要だろう。

あと、以前にアメリカの映画を見た時、女性が「キャー、あの人のお尻超セクシー!」と盛り上がっていた。

このとき初めて、女性も男性のお尻が好きなことを知った。

だから、モテるのもモチベーションにして、頑張って欲しい。

 

なーんて思っていたら、今シーズンのJリーグ選手名鑑で、本人のコメントに「目標はケツをデカくすること」と書かれていた。

すごい、本人も自覚しているのか。

自分が18歳の時など、一体なにをでかくしようとしていたことか。

「モテたいから」という理由だったとしても、僕は原くんのケツデカプロジェクトを応援しています。

隠れファン

昨日が会社の最終出社日だった。

 

そういえば、辞める話はしたものの、僕の仕事の内容をここで話したことがなかった。

ざっくり言うと、Microsoft Excel上の仕事を効率化する、といった感じだ。

Excel上の仕事といえば、数式で計算したりグラフを作ったりするだけ、と思われがちだが、実はメールを出したり、フォルダ内のファイルを操作したり、サーバーからデータを取ってきたりもできる。

そういうことをプログラム化して、人がExcel上にかける時間をできるだけ少なくするような社内システムを作っていた。

僕が働いた6ヶ月間、様々なツールを作り、毎日5分かかっていた作業が10秒に、30分集中して終わらせる作業を、ふんぞりかえってコーヒーをすすりながら1分で、といった具合で、他の人の時間を節約していた。

で、僕が好きだったのは、システムが実行されている間、予期せぬエラーが出てきた時に、変なエラーメッセージを出すことだった。

「ちょっと待ってください、こんなことを予期していません」

「ああ、このエラーですか。もしかしたら、先にA列にデータを入れると直る気がします」

「そんなファイルないんですけど、どうにかしてくれますか」

また、実行が終了した時に、パソコンの秒針が59を指していたら「今日のあなたの運勢は良いと思います」とか、クリスマスの日には「他人の人生を助ける仕事をしているあなたも、サンタさんですよ」とか、そういうポップアップメッセージが出るように細工していた。

が、誰からも反応がない。

「これ、なんですか」「おもしろいですね」とか、そういうことをあまり言われない。

一人、すごく気に入ってくれた人がいたが、「すいません、これ、偉い人も使うツールなので」と機能を削除されてしまった。

そういう、明らかに変な部分にすらツッコミを入れられないため、「すごく助かっています」とか、「ここをこうして欲しいんですが」とか、そういうこともあまり言われなかった。

それが、あんまり面白くなかった。

もちろん、そういうのが理由でやめたわけでは決してないが、以前お世話になった人たちがいる他の会社からオファーが来た時、「そうだな、そろそろ替え時かな」と思うきっかけにはなった。

そのお世話になった人は、僕のそういうユーモアセンスが大好きだったからだ。

 

最近になって知ったことだが、1ヶ月ほど前に僕が辞める意思を伝えた後に、マネージャー陣で今後の方針の会議が開かれたのだという。

その会議にいた先輩一人と飲む機会があって、マネージャー陣がどんなことが話していたか、酔った勢いで教えてくれた。

「もう、あのレベルの人を雇うことは期待できないと思います」

「というか、よく見てみたら、一体何時間があの人によって業務が効率化されたのか」

「ちなみに、僕が2016年に一番笑ったのって、あのポップアップメッセージなんですけど」

「なんだっけ、『頑張るあなたはサンタです』? あれは俺も笑った」

「真面目に仕事をしているときにああいう文章が出て来ちゃうと、ギャップに笑えますよね」

「ああいうの、良いよね。別にイラっとしないし」

「っていうか、仕事がめちゃくちゃ速いし、今後もっといろんなことをしてほしいと思っていたんだけどね。タイミングが悪かったね」

ええええ! である。

そんな高評価を受けていたなんて、考えてもいなかった。

それを教えてくれた先輩は「おれもそういう風にいつか思われたいなあ、頑張らなきゃなあ、と思いながら、黙って聞いてましたよ」と笑っていた。

それに対して僕は「僕も、そういうふうに思われているって知っていたら、多分辞めませんでしたよ」と話した。

バンド活動をしていたが曲があまり売れず、解散をした途端に「いやー、解散残念です」というファンレターがめちゃくちゃたくさん届くような感覚だ。

「そんなに熱心な隠れファンがたくさんいたなら、解散なんてしなかったよ」みたいな。

 

ただ、もちろん、辞めたことを後悔したりは一切していない。

この職場が嫌だったから辞めたというより、オファーされたポジションを是非やりたい、と思ったのが大きい。

なんにせよ、下した決断は変えられないから、これから、その決断は正しかったのだと証明するだけだ、と思っている。

それでも、なんとなーく、少し寂しい気持ちは無くならない。

 

最終日の昨日、帰り際に花束をくれたり、僕の席の周りに何人も集まって、感謝の気持ちを伝えてくれたりした。

「私たちが思う、madajimaさんの色の花を集めてみました」と言われた。

見ると、オレンジ、黄色、白色と明るい色になっている。

なんだか泣きそうになってしまったため、おもしろいことを言わなければ、と焦る。

「変なメッセージを出したりして、すいませんでした」と言うと、笑ってくれた。

ああ、ここで働いてよかったな、と純粋に思った。

だけど、もっと早く笑ってくれていれば。

おもしろいですね、って言ってくれていれば。

せめて、助かっています、と伝えてくれていれば。

多分、もうちょっと長い間、この人たちの役に立てたのだろう。

なんだか、こう、彼女ができた二日後に、「実はずっと好きでした」と告白されたような感じだ。

そんな経験は無いけども。

 

この半年は、すごく良い経験になった。

何より、「隠れファンでいるのは良くないな」と気付く良いきっかけになった。

ファンであることを隠していて、損をするのは隠れファン自身なのだ。

良い人だな、と思っている人には「良い人ですね」と言い、良い音楽を作っているバンドにはファンレターを送り、役に立っているアプリには良いレビューを書いてあげる。

そうして、隠れファンをやめることによって得をするのは、相手だけではなく、自分自身なのだろう。

 

やっべ、もう半年以上、あのスタバのかわいい店員さんの隠れファンだな。。。